僕の名前は「少年A」 第10話 感想

正直今回はちょっとウルッときた・・・

ようやくケンちゃんにスポット当たってきましたね。

ケンちゃんの家にいく前の、通ってた中学校を通るときに

当時の楽しい思い出から事件が起きるまでの回想シーンも

何気に感慨深いものがあって地味にウルッときました・・・

んで家についてケンちゃんと３年ぶりの対面。

お母さんに憎まれていたのは悲しかったけど、

当のケンちゃんはちゃんと貴志の親友のままでいてくれました。

てかケンちゃん変わり過ぎ。。すっかり雰囲気も変わっちゃってます。

最初は自分をかばったせいでいじめられるようになって

今の有様になった事を憎んでネットに個人情報ばらまいているのかと

内心疑っていた貴志ですが、今でも親友だと信頼しているケンちゃんをみて

疑っていた自分を恥じ、ケンちゃんとも結衣と同じように

連絡先を交換します。

この時の痛々しい風貌ながらも嬉しそうに貴志にメールをうっている

ケンちゃんが、つい記事のトップ画像にしちゃうくらいに妙に微笑ましく、

この微笑ましいやりとりがもっと続いてほしかったのですが、

このタイミングで例のネットの晒し魔から

今ケンちゃんと会っている事を公開するコメントが送られ、

丁度メールをうってたケンちゃんを再び疑ってつい激しく追及してしまい、

でもその後すぐにケンちゃんの本来の挨拶のメールが届いて

すぐに誤解は解けるのですが、貴志に疑われていた事に激しくショックを受けて

せっかくの信頼関係に大きく亀裂が入ってしまいました・・・

ホントいい負のタイミングでしたね。

前回の感想で、晒し魔の正体はケンちゃんの兄貴なんじゃないかと

コメントしたのですが、今回の件でまたその線が濃厚になったような気がします。

でもそれよりも、これが原因でケンちゃんにまで

憎まれてしまう事になったのが悲しいです・・・

ほんとにもう、キョンシーに影でも踏まれたのかというくらいに

不幸が続く貴志くんでした。

ケンちゃんの兄貴・・・あ、いや、例のネットの晒し魔のせいで

ささやかな幸福から一気に不幸のどん底に落とされた貴志、

さすがに今までで一番ショックを受けたらしく、

泣きながら帰路につく中・・・

ひとりごとですが

ようやく真実を少しだけ口にこぼしました。

衝撃の真実・・・・・・次回更新は約二週間後・・・だと？

今まで3～4日更新と神の更新速度を誇ってたけど、

ついにストック切れたのかな・・・って、そこじゃない。。

・・・というか、犯人は貴志じゃないってセンは、

実は自分もなんとなく思っていたりしてました。

といっても推理とかしたわけでもなく、メタ的に考えて

この流れで一番丸く収まるにはどういう展開になるのが最適なのか

考えたら、自ずとそういう推測にたどり着いちゃったわけです。

「殺したのは俺(貴志)じゃない」

となると、本当の殺人者はどう考えても結衣という事になるでしょう。

それだったら貴志は本当は殺人犯ではなく、

ただ結衣をかばっていただけでほとんど罪はなく、

犯人が結衣だとしたらレイプの被害者でもあるので

正当防衛が成立する・・・するよね？

実際にこういうケースを見たことないから自信ないけど

レイプの被害者って痴漢冤罪とか見る限り、

世間や警察からすごく同情的に見られる傾向があるから

まあ正当防衛成り立つでしょう。うん。

・・・あ、警察といえば、

第一話からずっと疑問に思ってた事があったんだけど、

この事件を担当した警察の人間って、あまりにも無能すぎないでしょうかね・・・

よくよく考えてみたら、あの状況だとちょっと現場検証すれば

真犯人＝結衣とまでは結びつかなくても、レイプの事実くらいは

流石に分かるような気がします。

あのレイプ魔教師、殺される前に下を脱ぎ掛けてて

チャックとか開けたままで服装が不自然に乱れていたはずだし、

あの教師が調子に乗って撮っていたレイプの画像が入った携帯もあったし、

液晶にヒビは入っていたけど、そこまで壊されているようにも見えなかったし、

それに殺される直前に結衣にベタベタ触りまくっていたみたいだから

ちょっと教師の遺体の検証とかしてみたら、

結衣のDNAとか服の繊維的なものがヴェェットリと・・・(裏櫛田さん風に) 

それに貴志の「気に入らなかったから殺した」という漠然とした供述も

まあ実際にそんな短絡的な理由で殺人を犯すケースがあるんで

信じてしまうのも少しは分かるんですけど、

信じるなら信じるで、この供述の裏付けくらいはやりそうなものだと思うのです。

殺してしまうまでに何が気に入らなかったのか？

教師と貴志の関係はどんな風だったのか？

教師と貴志の評判は？

それぞれ二人はどんな人物像だったのか？

ここら辺をちゃんとしっかり調べていれば、あの不良少女の河合さんや

貴志のお母さんが感じたように、短絡的な理由で人を殺すとは思えないとか、

そう考える人間がいてもおかしくないと思ったのもあるけど、

何より、警察が中学生がついた嘘を見抜けずに

冤罪をかましてしまってるという事実が、傍から見て非常に情けなすぎて・・・

あと結衣にも、いくら当時は聞ける状態ではなかったとはいえ、

唯一の目撃者なんだから、回復を待って事情を聞いて事実の裏付けを取ったりとか

普通はすると思ってたんだけど、この漫画を見る限り、

そんな描写は全くないのがちょっと引っかかってしまいます。。

・・・って、まあフィクションだからそこまで現実的にみるのも

酷かもしれないので、この辺はあんまり深く考えない方がいいのかな・・？

てか、なんか話が微妙に脱線している？

確かケンちゃんの話をしてたんだよ。

とにかくすぐに仲直りしてほしいですよ。

次回ではケンちゃんから「さっきはごめん。言い過ぎた」

みたいなメールがきたりとか

貴志から「ケンちゃんを疑うなんてどうかしてた。本当にごめん」

みたいなメールを送ったりとかして、また親友同士な関係に戻ってほしいですよ。

でもどうせしばらくはこの流れを引っ張るんだろうなぁ・・・

でもそれがきっかけで展開が進展したりする事もあるかもしれないし、

見てるこっちは苦しいけど、これからも温かく見守っていきましょう。

というわけで、今回の感想終わります。

今回結衣は全く出なかったけど、果たしてどう動くかねぇ・・・

やっぱり最良のエンドフラグを立てるには

結衣の口から真実を言わなければいけないと思うのですよ。。

先輩との恋愛はその後だよ。うん。